身内の話で・・・・・もっと検討する余地あり!

筋ジス仲間での話なのだ。
うん、患者会の議論だがね。
『札幌に専門病院を作って欲しい』と北海道の仲間が動き出した。
理由は理解できる。
現在の専門病院は八雲町に在る。北海道の外れ、当然だよね。
でも、この春に札幌市に『北海道医療センター』が新規開院されてばかり!
この時に合わせ「何故、一緒に土台に挙らなかったか」だね。
厚労省に陳情するんだから当然、『国立病院機構』の組織に成る。


国は財政難を理由に『事業仕訳』で躍起だ。
我々の筋ジス専門病院はもう40年前に改装され現在に至っている。
昔は『結核の専門病院』が全国に多く存在していた。
して「結核は投薬で治る」時代に成った。
で、空いた結核病棟を『筋ジス病棟』に移したのだ。
当然、田舎に在るんだよね。都市部には無い。
『筋ジス東埼玉病院』も古くなった。建替えに来ている時期だ。
が、現実は事業仕訳で撥ねられた!
以前の記事の全国研修大会で司会された元アナウンサーのブログから引用してみた。↓
嫌な話も聞いた。

事業仕分けで、東埼玉病院の筋ジス病棟をたてかえる費用が

ゼロにされたんだという。

にわかに、信じられない思いだった。

以前よりも、地域で生活する筋ジス者が増えてきて

入院患者が減った。

こうした流れは喜ばしいのだが、病院で生活する患者はいるのだ。

その子供たちにとって、病院は家。

家が古くなったら、立て替える。当たり前じゃないか。

15年前に訪れたとき、すでにずいぶんくたびれていた。

初めて筋ジスの人に会ったショックもあったかもしれないが、

とても、寂しい場所に感じた。

少しでも、いい環境で生活してほしいと思うのは当たり前のことだ。

俺は何を言いたいかって・・・・・
国の財政難の実態を知らないで只、漠然と訴えても効果がない事だ。
「札幌に筋ジス専門病院を」・・・この訴えは現状、困難だよ。
先程申した通り、『北海道医療センター』が出来たばかり。
「時遅し」だろう。
でも、仲間の希望は何とか検討しなくては!
北海道医療センター』に筋ジス専門病棟の増設は可能だろうか?
組織の見直しは不可能だろうか?
国立病院機構での課題と成ろう。


「北海道の仲間がもう少し早く立ちあがって頂けたら」が悔しい。
何とか別の方策を検討しなくてはいけない!
“新規開院”はこのご時世、無理な話だと思うが・・・