くたばれ!・・・豊島区よ!

私の息子二人は重度の障害者。筋ジストロフィ−・デュシェンヌ型(略称、DMD)の難病である。もう35〜37歳だから末期症状だよね。で、介護家族の私66歳目前、主たる介護者の妻は61歳。在宅療養を無事乗り切るには医療制度は勿論、福祉制度も充分過ぎるほど受けないと前途は無い。現在、『重度訪問介護サービス』を上手に使っているのだがなんせ、豊島区の支給量判断が可笑しい!過去に東京都にも審査請求してみたが悲しいかな時間の無駄だったよね。処が・・・この4月26日の読売新聞記事で様相が一変!和歌山市のALS患者様等の奮起で和歌山地裁での判決は一日21時間の介護サービス提供を命じた。和歌山市は上告せず素直に認めた。「やったね」我等はほほ笑んだ。豊島区も和歌山市と同様にサービス支給量の決定に関し裁量権を逸脱、乱用していたのだ。厚労省は過去に何度となく重度訪問介護の適切な支給決定について全国の市町村に注意文書を通達していた。特に最終通達事項は平成22年3月4日の障害福祉保健関係主管課長会議ではっきりと謳われていた筈なのだ。和歌山市や豊島区ばかりが違法ではない。全国何処にも見られる違法自治体は数知れない。当然私ども家族も今般の判例を前面に出し再交渉した。昨日、徹底したメール攻撃していた下の息子にサービス支給量変更の決定結果が届いた。従来の計算は短時間細きれの居宅介護サービスでの方式。重度訪問介護サービス特有の長時間滞在理念や見守りを一切認めて来なかった。正しく裁量権の逸脱、乱用の違法を此処に来て認めたんだね。従来の一日10〜11時間が一気に16時間に増した。余談だが外出移動には二人介護の40時間は別途支給される。月間支給量が合計576時間と云う事だ。全国の在宅療養されている重度障害者様とご家族様にも尽力出来る様な記事だと確信しています。それにしても豊島区は頑なに違法して来たね。『全国同時多発訴訟』と云うような方法もALS協会関係者から聞かされていた。うん、川口様の事です。豊島区の実態は未だはっきり確認していない。私どもの家族だけが適用なのか否か?豊島区在住の該当者全員に適用なのか・・・まだまだ続くよ。闘いが!